まーぼうの書きたいことをたらたらと

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ポケモン剣盾振り返り~面白かったポケモン6選~

こんにちは、まーぼうです。

今回は剣盾も終わるので、振り返りがてら剣盾で育成したポケモンで特に面白かったポケモンを紹介したいと思います。1体1体の記述量が多いので、6体だけ紹介しようと思います。

紹介するポケモンは、

  • 対戦動画等を見ずに考えたポケモン
  • 当時は型として想定されづらく意表を付けたポケモン

とします。一部のポケモンは自分の開拓後に別の有名強者さんが開拓して有名になったのもあるのでこうします。また、育成した順番で紹介していきます。自分の中でのオススメ度の指標も残しておきたいので、オススメ度はまあまあオススメなのが☆1、とてもオススメなのは☆3としておきますが、どれも十分有用でした。

ヌメルゴンきあいのタスキ

189(220)-161(180)-67-x-170-114(108)

S:準速バンギラス抜き
HA:カウンター+A-1フェイントでH197パッチラゴンをダイマ状態でも撃破可能
B:カウンターの火力を上げるため個体値0

使用環境:シリーズ6(制限環境)
オススメ度:☆☆☆

制限環境で大活躍だったヌメルゴンです。当時ウーラオスが流行っており、カウンター+先制技でダイマポケモンを倒しているのを見て、別のポケモンで似た動きができないかとカウンター+先制技の要素を持っているポケモンを探して見つけました。フェイントの優先度+2が偉く、ウーラオス相手にカウンターして耐えられても先制フェイントで撃破が可能でした。

環境としては制限環境のお陰でドラパルトとミミッキュが居なかったので、物理アタッカーにカウンターが決まりやすく、特殊では持ち前の特殊耐久で殴り合いに勝てた(そもそも物理アタッカーに引かれることも多かった)ので、襷さえあれば環境で殴り合いに勝てない相手がほぼいないという状態でした。更に環境内にいる連続技主体の物理アタッカーは水ウーラオスがメインで、ウーラオスも水流連打が半減ということでインファイトから入られやすく、カウンターフェイントの餌食にできました。

カウンター+フェイント以外の技枠は自由枠です。最初は特殊型(流星群+火炎放射)で採用していたものの、ウルガモスに積まれたり、相手の特殊アタッカー(特にリザードン)にダイマを切られて殴り負けたりしたので、当時の使用率ランキングを確認したところ、環境にいた特殊アタッカーは

だったので、草岩打点を持てば殴り勝てるだろうと判断。ウルガモスは蝶舞でDを上げるのもあって物理型で育成したところ、対物理アタッカーにも対特殊アタッカーにも隙の無い襷ストッパーになりました。カウンターをダイナックルとして扱えるのも偉く、特殊アタッカーが多い時はダイマして火力を上げながら戦っていました。

あまりにストッパーとして強かったので、冠環境でも使おうかと思って使ってみましたが、ドラパミミの復権テッカグヤウツロイドGファイヤーの出現、準伝・UBに火力不足で積まれる

ランターン@食べ残し

212(92)-x-91(100)-104(60)-140(252)-88(4)

HD:C177珠サンダーのダイジェット*3+暴風連打に対して、後出し⇒渦潮⇒怪電波⇒水浸し⇒怪電波とすると全般の回復量で暴風を受けきれる
HB:A168珠リベロエースバーンの飛び膝蹴り確2
C:H197D110サンダーに対して、水浸しボルトチェンジ+渦潮定数ダメージで50%削ることが可能
S:あまり

使用環境:シリーズ7(冠環境)
オススメ度:☆☆

ランターンはほぼ全ての環境で使っていたのですが、シリーズ7で考えた型が個人的に印象に残っているのでこちらの紹介をしようと思います。

冠ルール解禁時はチョッキランターンを使っていたのですが、火力がない&回復リソースが無いので「サンダーのダイマを受けられても羽休めサンダーを撃破できないので、TODされるorいつか倒される」という状況が起こり使いづらかったです。そこでランターンの役割を「サンダーを後出しから倒す」事でなく「サンダーを後出しから後続の起点にする」事にシフトしようとしてこの型を開発しました。

この型の良い所としては、ランターンが何もできないポリゴン2に対しても火力削ぎが可能なことで、蓄電トレースにのみ注意すれば怪電波で火力を削いで後続の積みの起点にすることができます。サンダー&ポリゴン2を対策できたので、冠ルールでは選出が非常にしやすく、後続の起点を良く作ってくれました。

また、水浸しは立ち回りの幅が広く、相方を選びますがサポート技として相当強かったです。活用例として、

  • 相手を水タイプにして、ランターンや後続の電草技の一貫性を上げて崩す
  • 飛半減の相手を水タイプにすることでダイジェットが等倍になり、ダイジェット積みエースの一貫性が上がる
  • 毒鋼タイプの相手を水タイプにすることで、相手に毒毒を通して受けを崩す
  • 毒毒玉を持った毒鋼に水浸しをして、相手を猛毒状態にして崩す
  • 黒いヘドロ持ちの毒ポケモンの毒タイプを消して、定数ダメージを与える
  • 非水タイプの相手を水単タイプにして、火力を削いで後続の起点にする
  • 草タイプの相手を水タイプにすることで、宿り木の一貫性を上げてやどみがの起点にする

が挙げられます。どくどくだまトリックと相性が良いため、後述するドータクンとの相性が良かったです。また、アタッカーの相方としてはビルド化身ボルトロス、竜舞ギャラドス剣舞ゴリランダー、剣舞カミツルギ、辺りが相性が良かったです。

環境に応じて持ち物・技・努力値配分は変更するので、似たようなランターンがボックスに大量に存在しています。水浸しもパーティを選ぶので、必須技はボルトチェンジと怪電波かなと思います。そのほかの技では、身代わり・電磁波・凍える風辺りがオススメかなと思います。

なお、今作はランターンは37体育成していました。

ドータクン@どくどくだま

174(252)-109-184(252)-x-137(4)-34

B:特化
H:全振り
D:あまり
S:最遅

使用環境:シリーズ7(冠環境)
オススメ度:☆

ドータクンも剣盾最初から愛用していました。特に冠環境ではランドロスが登場したので、浮遊で採用して物理受けしてもらおうとしていました。ただ、ドータクンランターン同様崩し性能が低い上に回復技が無いので、相手の受けポケモンを誘いやすく相手の無限サイクルに成す術が無いという問題点がありました。また、当時持ち物枠も食べ残しやオボンが競合していたので持たせたい物が無く、何か面白いもの無いかなぁと考えていたところ、「どくどくだまを持っても猛毒にならないポケモンでトリックをすれば相手の受けサイクルを簡単に崩せる」というアイデアを思いつき、どくどくだまトリックで採用しました。鉄壁ボディプレで崩すのと違い、崩しの準備が必要ないので通しやすかったです。

ドータクンの火力を侮って耐久ポケモンが出てきやすいので、ポリゴン2やナットレイ、サンダー、カプ・レヒレがホイホイ出てきたので、どくどくだまを渡しやすかったです。ナットレイは毒無効ですが、前述のランターンの水浸しと合わせる事で猛毒にすることができます。猛毒にした後はターン数を稼ぐ必要があるので、サンダー・ポリ2・レヒレに対して粘れる前述のランターンとの相性はピカイチでした。なお、冠環境ではここにやどみがエルフーンを組み合わせて陰キャサイクルをよくしていました。

起点作り&受けポケの崩しに特化するのであれば、てっていこうせん・スピードスワップトリックルーム・ステロ・両壁とも相性が良く、カスタマイズの幅は広いです。こいつも派生型がボックス内に大量に存在しています。やったことないですが、アタッカー型に受けポケ対策として採用するのもアリだと思います。

カミツルギ@拘り鉢巻

135(4)-233(252)-151-x-51-177(252)

S:最速
A:全振り
H:あまり

使用環境:シリーズ10(非ダイマ環境)
オススメ度:☆

ダイマ環境でグラードンと一緒に使ったカミツルギです。この頃からは構築記事に残しているので、詳しくはそちらを参照。

mabo-nebo.hatenablog.com

これは鉢巻or眼鏡の崩し枠で、グラードンと相性の良いポケモンはいないかなと考えていた時に、火力表を眺めていて発見したポケモンです。グラードンの苦手なゴリランダー・レヒレ辺りに後出しが可能かつ、ソーラーブレードによって相手の想定の2倍の火力を押し付けられる鉢巻ソーラーブレードで対戦のテンポを安定行動で取りやすいだろうなということで採用しました。非ダイマ環境ということで耐久を上げられないので、半減でも大抵の相手を確2にしてしまうソーラーブレードは本当に頼りになりました。選出画面で「相手に草1/4がいないからカミツルギが通っているな(相手の多くは草半減)」とか言っていたのを思い出します。

日照り持ちがいないとさすがに機能しないので構築は選ぶピーキーポケモンですが、使っていて爽快感が半端なかったです。火力は正義。

ちなみに、剣盾で自分が作った構築の中で、一番好きなやつはこのグラードン構築です。カミツルギだけでなく、ほぼ全てのポケモンが晴れを活用して意表を突く晴れギミックパであるにも関わらず、ギミックパあるあるの「〇〇がいるだけで詰む」というのがほぼ存在しないので、芸術点が個人的に高いです。そして普通に強い。

ゼルネアス@パワフルハーブ

222(164)-x-161(252)-155(28)-119(4)-127(60)

C:C+2ダイスチルでH199D154ザシアン(=控えめカイオーガのスカーフ潮吹き確定耐えザシアン)を99.8%乱2
S:準速ガマゲロゲ抜き
B:特化
H:残り
D:あまり

使用環境:シリーズ12(伝説2体環境)
オススメ度:☆☆☆

伝説2体環境の2か月目に考え付いたHBゼルネアスです。これも構築記事あり。

mabo-nebo.hatenablog.com

HBゼルネアス自体はこの記事の後にシグマさんが考え付いて最終1位を取っていましたね。型バレしていない時代に強者が使えば1位を取れる性能はある程度にはぶっ壊れていたと思います。強い型を思いつきながら、それを構築にまとめることができる上位層の人は本当にすごいなと思いました。

shigumaaa.hatenablog.com

思いついた経緯としては、グラードンゼルネアスをシリーズ12の1か月目に使っていましたが、せっかくジオコンを積んでもゼルネアスが後出しザシアンに破壊されて全く勝てなかったので、どうにかザシアンの攻撃をゼルネアスが耐えるようにできないかと思ったらダイスチルに気付けたという感じです。初めは思考実験的な感じでゼルネアスがどのくらいHBに振ればザシアンの攻撃を耐えられるのかを考えていたので、無謀なパターンを一応考えてみるのは大事だと思いました。

レイスポス@きあいのタスキ

175-x-81(4)-197(252)-100-200(252)

最速CS、あまりB

使用環境:シリーズ12(伝説2体環境)
オススメ度:☆☆☆

伝説環境での襷起点作り役を考えていた時に思いついたレイスポス。構築記事はこちら。

mabo-nebo.hatenablog.com

こいつを考え付く前に伝説環境での襷起点作り役を伝説2体環境で考えていましたが、この環境で注意しないといけないこととして、

  • ザシアンが電光石火でスイープしてくるので、ザシアンの攻撃をただ襷で耐えるだけでは1回しか行動ができず弱い
  • 黒バドはスカーフが速すぎる&固すぎるため、「削ってS-1にする」「麻痺らせたが削れていない」だけでは全抜き体制を作るためのエサになってしまう

ということを個人的に考えていました。この問題を解決するのに、霊ポケでS操作をするのが強いと考えてレイスポスにたどり着きました。S-1してもスカーフ黒バドに抜かれる可能性があることを考えると、S110しかないユキメノコやゲンガーでは不安が大きいので、レイスポスでないと黒バド対面をS操作技からでしか入れないというのが他の起点作り役のと差別化点なのかなと思っています。

S操作しながら相手の物理火力を削ぐ、というのが後続の積みエースと相性が良く、伝説環境でなくても蝶舞エースやビルドエースとの相性が良く汎用性が高いので、SVで登場したらまた使ってあげたいです。ダイジェットも消滅するので剣盾よりも動きやすいはず。

あと、この構築を使っていて思ったこととして、

  • 上から撃つ身代わりは搦め手による負け筋を減らせるので強い
  • S操作をしながら相手を倒していく対面構築は構築パターンの1つとして汎用性が高い

と思ったので、SVではこれを意識したPTも組んでみたいなと思いました。実際幻環境ではこういった構築が多かったようですし。(スプラ3をしていたのでランクマをほぼほぼやっていませんでした)

以上、剣盾で育てて面白かったポケモン6選でした。記事を書いていて剣盾の対戦は楽しかったなというのをしみじみと感じていました。SVでもほどほどに楽しく対戦をしながら、面白いポケモンの型の開拓をしていきたいなと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました。