まーぼうの書きたいことをたらたらと

研究したりゲームしたり作ったりの日記

【S26シングル】マヒマヒランターンとジガルデ構築【最終543位(1865)】

こんにちは、まーぼうです。 最近ポケモン用のつい垢を作りました(→@mabo_poke

竜王戦最終シーズンが終わったので今回も構築記事を書いていこうと思います。 珍しく(というより初めての)グラードン以外の伝説の構築です。

パーティ概要と構築経緯

今まで伝説ルールでは大抵グラードン軸で潜っていて、ランターンを添えて構築を組んでいました。最近ではランターンの麻痺撒き性能の高さを生かして麻痺撒いてグラードンを通す、みたいな構築を考えていたのですが、グラードンは耐性が良くなく麻痺した相手と上手く対面できず麻痺を活かしきれないことが結構あると思いました。なので、より麻痺を活かせる伝説枠はいないかなと思い、麻痺から身代わりで嵌められるとぐろジガルデを軸に構築を組み始めました。

ジガルデ軸をいくらか使ってみたところ、ジガルデ対策となる構築要素に以下のものがあると感じました。

  • 氷アタッカー、特につららばり持ち
  • ポケモン(サウザンアローに対して粘れる)
  • 竜妖の高速アタッカー

この他にも個別に対策できるポケモンはそれなりに存在しますが、大きいジャンルでいうとこの分類になると思います。これら全てを広く対策できるのは鋼ポケモンになると思いますが、氷アタッカーにはマンムーがいるので、氷技に後出しで勝てるポケモンとなるとハッサム・浮遊ドータクンくらいしかいないなぁと思いました。初めはドータクンを使っていましたが、攻撃力が足りずザシアンに後出ししても負荷をかけられないのが微妙だと思ったので、ゴツメハッサムを採用しました。

ジガルデの対応範囲の広さもあったので、次にジガルデ以外のエースポケモンを採用することにしました。ちょうどジガルデ軸を使う前に負けん気珠ボルトロスを使っていたのですが、ビルドを積めると破壊力が半端なく、ビルドを積まなくてもダイジェット持ち+ダイジェット半減のお陰でダイマ同士の撃ち合いに強かったので、汎用的なエースポケモンとして採用しました。一見すると麻痺撒きに見え偽装を狙える点も良いなと思いました。

残り2枠は、4匹でどうしようもない相手をメタる枠にしました。1匹目は天然で突破できないヌオー、B上昇を無視するウーラオス、すり抜け竜技で突破してくるドラパルト、不毛なジガルデミラー全てに対応できるようにエルフーンを採用しました。型はテンプレのやどみが型にし、ジガルデを起点作成要員にもできるようにしました。もう1匹は、黒バドレックスやムゲンダイナ、ゼルネアス辺りが重くなってしまったので、全てに対応できそうなスカーフメタモンを採用してみました。見せポケとしても優秀でした。

以上6匹で構築をしてサブロムでランクマに潜っていました。終盤は別構築をメインロムで使って遊んでいたため潜っていなかったですが、最終的に543位という良い感じの順位を取れて良かったです。

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個体解説

ランターン

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221(164)-??-109(244)-96-119(100)-87

HB:A200鉢巻ウーラオスの暗黒強打確2
D:残り

ジガルデを動きやすくするための麻痺撒き役。物理攻撃はザシアンの攻撃を耐え、特殊攻撃も臆病珠イベルタルのダイアークが31.3%程度の乱1まで抑えられるため、殆どの場合1回行動できる行動保障を持っています。持ち物はオボン・残飯が持てなかったので1/4きのみにしました。

技は麻痺撒きの電磁波、一致技の火力削ぎ+電地に対して麻痺を通すためのみずびたし、特殊火力を削ぎ起点化に有用な怪電波、対面操作に使えるボルトチェンジの4枠で確定。火力削ぎ性能の高さとみずびたしによる麻痺を撒ける範囲の広さが麻痺撒き役として優秀でした。ジガルデが苦手なポリゴン2相手も、一見不利に見えて怪電波で起点化していけるので、ジガルデとの噛み合いはピカイチでした。カイオーガやウオノラゴンのような高火力水技の一貫も切れる点も優秀でした。

ジガルデ

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209(204)-121(4)-142(4)-??-143(116)-138(180)

S:100%フォルム時S+1麻痺ウツロイド抜き、50%フォルム時準速カプ・レヒレ抜き
H:16n+1調整
D:残り
AB:振り分け

ランターンの麻痺撒きを最大限に生かすための伝説枠。1度積めればそのまま全抜きが可能なポケモンなので、起点作りに特化したランターンととても相性が良いです。必ずしもランターンで麻痺撒きできるとは限らないので技構成は蛇睨み入りのテンプレ構成に。構築記事を見る限りSラインは準速マンムー抜きが多いイメージがありましたが、レヒレの上を取れる方が良いのとジガルデミラーで択ゲーを多少楽にできるので少し高めに設定しました。

ハッサム

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177(252)-151(4)-167(252)-??-100-85

B:特化
H:全振り
A:あまり

氷・草・妖を受けるための鋼枠。特にマンムーに勝てる点ととんぼがえりで対面操作できる点が優秀。技はテンプレのバレパンとんぼに、壁展開阻止+ダイナックル媒体+鋼との補完技になれるかわらわり、バレパンと組み合わせてスイープするための剣舞としました。剣舞があることで敵に負担をかけられないということもなく使いやすかったです。ダイスチルとダイナックルが強いので、ダイマを切ることもそれなりにありました。

ボルトロス

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155(4)-166(244)-98(60)-130-101(4)-171(196)

S:最速ウツロイド抜き、S+1の時にS+2準速75族抜き
HB:A201珠イベルタルの物理ダイアークをダイマ時確定耐え
A:残り
D:あまり

ジガルデ構築に入れるには珍しいゴリゴリのアタッカー型。麻痺撒きと誤認されてポンポンランドロスを出されたので、ダイジェットでそのまま全抜きパターンも多かったです。ボルトにダイマを切って撃ち漏らしはジガルデやエルフーンで詰ませるという試合展開も多く、ジガルデと相性が良かったです。ただ、珠で消耗しやすい点と、先制ビルドをしてもそこまで硬くならなかったので、ランターンでの火力削ぎ起点作りか交換読みで積むパターンが多かったです。ランターンとのみずびたしとも相性が良く、水タイプと化した相手にボルトロスを出し、相手を流す隙に積んだり電気の一貫を活かしてダイサンダーで数的有利を作ったりすることができました。一番勝ち筋を作ってくれたMVPだと思います。

エルフーン

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137(12)-??-137(252)-114(132)-96(4)-165(108)

S:最速ウーラオス抜き
C:H301D161の100%ジガルデ(=自分のジガルデより遅いジガルデの最大D耐久ライン)の身代わりをムーンフォースで確定で割れる(C112で達成)、H202D86ヌオーをムーンフォース+宿り木で78.5%乱2
B:全振り
H:4n+1調整、オボン込みでA200鉢巻ウーラオスの暗黒強打をオボン込みで9.0%乱2
D:残り

第2の詰ませ役+ジガルデをメタる一般枠の一部の対策枠。ジガルデに残飯を渡したので代わりにオボンを持たせました。オボンのお陰でウーラオス受けが安定したり、1耐えさえできれば必ず身代わりを貼れるのでダイマ枯らしができたりと、オボンはオボンで使いやすかったです。ヌオーとジガルデを意識した配分にしつつ、思い切ってHPを減らすことで、宿り木の回復量に身代わりの消費HPを近づけ、身代わりを貼るか宿り木を撒ければ宿り木で絞り取り切れるようにしました。

ジガルデ対策としても優秀で、とぐろを積まれたとしてもコットンガードでサウザンアローを受けることが可能かつ、蛇睨みで麻痺にされても、身代わりをムーンフォースで後攻で破壊して先制で宿り木を撒いて突破もしくは引かせることが可能です。自分がジガルデ軸を使っていてこの方法でボコボコにされたことでこの攻略法を見つけることができたので、ジガルデ構築相手は比較的楽ができました。

メタモン

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普通のスカーフ型。配分はHに振ってSを最遅にする以外よく知らん。

メタモンをあまり使っていなかったので上手く選出できなかったことは多かったですが、相手の選出に圧をかけて選出を読みやすくすることができました。また、ドラゴンタイプのアタッカーに対して切り返す際にも有用でした。主にこの構築できつく、コピーすれば切り返しやすい黒バド、ムゲンダイナ、ゼルネアスに対して投げてました。

使ってみた感想

中盤までサブロムでこの構築を使って順位上げして、そのあとメインロムで潜ってましたが、ジガルデが対策されている感が強いなと思い最終日近くはメインロムでは別の構築を使うことにしました。特にすり抜けドラパルト、ヌオー、マンムー、白黒バドレックス、キュレムヒヒダルマG、辺りが複数入っている構築に当たりまくってジガルデが何もできないという試合が増えてたのできつかったです。ただ自分視点で使うことで弱点が見えて良かったです。ジガルデ構築は刺さる相手には刺さるが、対策ポケモンを入れれば比較的勝ちやすい構築だと思いました。ランターン自体も麻痺撒きや起点作り役として伝説戦でも活躍が十分ができて良かったです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。近いうちにメインロムで使った構築も記事を書こうと思います。