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【剣盾シングルS3】続ランターンと一緒にランクマッチに挑戦してみた(最終1364位最高2079位)

こんにちは、まーぼうです。 今回は1ヶ月ぶりくらいにブログ記事を書くのでま~たポケモンの構築記事を書こうと思います。

前回のシーズン2の構築記事はこちら、ここから少しだけ修正したのが今回のパーティとなります。

mabo-nebo.hatenablog.com

今回シーズン3の使用構築はこちら。

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今回は簡単めに書いていこうと思います。

構築経緯

まずランターンを使おうというところから構築を始めました。特殊の炎水電飛あたりに強く出つつ、ボルトチェンジでサイクルを回せるのがこいつの強みだというのは既に掴めていたので、引き先としてパワーのあるポケモンを探したところルチャブルに焦点を当てました。草地に耐性があり、地面勢のサブとして搭載率の高い岩で抜群を喰らわず、更にランターンの遅いSをカバーする事ができるので相性が良いです。ルチャを止めやすい電気勢からランターンに引く動きもできるので相性がとても良いですね。(ここまではシーズン2と同じです。)

相性の良い軸は作れたので、後は足りない要素を補う形でポケモンを決めていきました。

6体揃ったので、これで1シーズン潜ってみました。

PTコンセプト

  • ランターンなどでサイクルを回して敵を削り、隙を見て止めづらいルチャブルを通す。
  • タイプ相性を活かした受けによってサイクルを回す回数を確保し、相手に先にサイクル崩壊させる。

使用個体

ランターン

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性 格:ひかえめ

特 性:ちくでん

実数値:201(4)-66-94(124)-140(252)-112(124)-88(4)

持ち物:とつげきチョッキ

わ ざ:ハイドロポンプ 10まんボルト ボルトチェンジ マジカルシャイン

(調整)

C:特化

H:201調整

B:A0カバルドンのじしんを砂ダメ込みで確定耐え

D:残り

S:あまり

(メジャーな役割対象)カットロトム以外のロトムサザンドラカバルドンリザードントゲキッス、(倒しきれないが後出しから削りやすい)ギルガルド

シーズン2と同じランターン。今シーズンも安定してサイクル回しに貢献してくれました。物理耐久も無振りカバルドンのじしんを耐える程度まで振っていて色々な攻撃を耐えてくれるので、初手性能がなにげに高いですね。とても使いやすかったです。

ランターンは結構甘く見られているのか、ランターンに甘い選出をされた試合が数試合ありました。正確には、水ロトムとタイプが同じだから同じように対策しようという考え方でサザンドラで対策しようと考えている相手が多かったです。マジカルシャインで美味しくいただいて3タテ、というパターンは数試合ありました。マジカルシャインはいいぞ。

クワガノン

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性 格:ひかえめ

特 性:ふゆう

実数値:179(212)-81-111(4)-216(252)-96(4)-68(36)

持ち物:こだわりメガネ

わ ざ:10まんボルト ボルトチェンジ むしのさざめき エナジーボール

(調整)

C:特化

S:無振りカバルドン抜き

H:4nにならない程度に残りをできるだけ振る

BD:あまり

(メジャーな役割対象)ドヒドイデブラッキー、Gサニーゴカバルドンカットロトムルカリオ、ヌオー、トリトドン、アーマーガア、ナットレイガマゲロゲ

シーズン2の時と同じ個体の、受けポケ破壊枠。C145からのメガネの攻撃技で高火力を押し付けます。受け回しのパーティと結構な数当たりましたが、クワガノンのおかげで勝率は高めでした。受けポケを倒す以外にも、カットロトムルカリオカバルドン、場合によってはギャラドスギルガルド、すなかきドリュウズにも対処してもらいました。カバルドン展開をエナジーボールで潰してそのまま勝ち、みたいな試合は多かったのでメガネエナジーボールはいいですね。

ジュラルドン

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性 格:おくびょう

特 性:ライトメタル

実数値:155(76)-99-138(20)-163(180)-71(4)-147(228)

持ち物:こだわりスカーフ

わ ざ:ラスターカノン りゅうせいぐん 10まんボルト ボディプレス

(調整)

S:S+1最速ギャラドス抜き

HB:A252はりきりパッチラゴンのダイマックスげきりんを確定耐え(83.9~99.4%)

C:残り

D:あまり

(メジャーな役割対象)ドラパルト、パッチラゴン、ウオノラゴン

シーズン2と大きく変わった部分。シーズン2ではスカーフ枠にタチフサグマを採用してドラパルトを狩っていたのですが、パーティ全体としてパッチラゴンで詰んでいたのもあったので、ドラゴンかフェアリー打点のあるスカーフ枠を探していました。パッチラゴンに後出しする余地がありドラパルトを抜けるポケモンが少なく、ジュラルドンの物理耐久・火力・素早さをもってしてもギリギリなラインです。Sをギリギリまで節約して最速ギャラドス抜きに。次に計算ツールを回して最小の努力値で上記の耐久調整ができる振り方を探しました。数種類振り方はありましたが、特殊にペラいと動かしづらいと思ったのでHが最も高くなる振り方を採用しました。

スカーフ枠がタチフサグマではなくなったことで、特殊ドラパルトに後出しすることは諦める必要が出てきましたが、そのデメリットに見合ったリターンは得られ、実戦ではとても活躍してくれました。ドラパルトやパッチラゴンを対面処理する以外にも、ウオノラゴンを単体で撃破できたり、実はパーティで重いギャラドスに後出しして対応したりしてくれました。また、Sが低いこのパーティで上からりゅうせいぐんで大きめの火力を押し付けてくれるというだけで助かりますね。奇襲性も高く、ドラパルトが突っ張る場面も多かったので上からりゅうせいぐんを撃って撃破してそのまま有利に試合を進めることができる場合は多かったです。パーティ全体で後出し性能が高かったため、りゅうせいぐん撃った後に起点になるデメリットはあまり感じられませんでした。

ただ、改善するべき点が1つあって、ボディプレスが殆ど役に立ちませんでした。元々ドリュウズに対して打つ技で、実際にドリュウズはたくさん後出しされたのですが、

  • ボディプレスで確1にならない
  • ボディプレスはドラパルトに通らないので撃ちづらい
  • イカサマでそもそもドリュウズは確2である
  • 崩し性能が低いのでダイアークが欲しい

といった点から、イカサマを採用するべきでした。イカサマ採用で勝てた試合は数試合あった気がしますが、ボディプレスが役に立った場面はキリキザンに撃った1発しかなかったです(そしてその試合は負けてました)。

ドータクン

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性 格:ゆうかん

特 性:たいねつ

実数値:173(244)-155(252)-138(12)-99-136-34(最遅)

持ち物:くろいてっきゅう

わ ざ:ジャイロボール いわなだれ じしん トリックルーム

(調整)

A:特化

H:2n-1にならないようにしつつできるだけ振る

B:あまり

S:個体値0の最遅

(メジャーな役割対象)トゲキッスニンフィア、ブリムオン、パルシェンヌメルゴン

対フェアリー枠。シーズン2と同じ個体です。実は火力を削ってウオノラゴンのエラがみ耐えの耐久調整をしようと考えていたのですが、ジュラルドンがウオノラゴンを単体で対策できていたのでそのままAに特化させました。選出回数自体はそこまで多くなかったですが、選出した場合は7割越えの勝率を叩き出すよく分からないドータクンです。鉄球ジャイロのアタッカー型ってそんなに数多くないんでしょうかね。

使っていてふゆうだと相手が騙されないと感じました。すなかきドリュウズが躊躇なくじしんを撃ってきたり、ドサイドンが躊躇なくじしんを撃ってきたりします。お相手さん心臓強すぎるだろ……

ルチャブル

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性 格:ようき

特 性:かたやぶり

実数値:153-144(252)-96(4)-84-83-187(252)

持ち物:いのちのたま

わ ざ:インファイト ブレイブバード ビルドアップ アイアンヘッド

(調整)

S:最速

A:全振り

B:あまり

(メジャーな役割対象)ドリュウズバンギラスナットレイミミッキュカビゴン

シーズン2と同じ型……と思いきやつるぎのまい→ビルドアップと変更をしました。それに伴って、Bを上げて敵の物理攻撃を受ける場面が増えるので、端数のD振りをB振りに変更しました。ビルドを積んだり、ダイマックスで積んだりして敵を複数体倒すのを狙うポケモンです。ビルドアップならナットレイドリュウズバンギラスあたりを狙って積んでいきます。ダイマックスを用いた積みは敵にとどめを刺しながら倒すことで積んでいきます。積めなくてもSが高く範囲も広いのでトドメ役として優秀なので、選出率が高めでした。カビゴンドリュウズミミッキュなどルチャブルじゃないと倒しづらいポケモンも多いです。

グソクムシャ

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性 格:わんぱく

特 性:ききかいひ

実数値:181(244)-162(132)-194(132)-72-110-60

持ち物:ぎんのこな

わ ざ:であいがしら アクアジェット アクアブレイク きゅうけつ

(調整)

HB:意地A252Gヒヒダルマのつららおとしを高確率でHP半分で2耐え(=後出し後ききかいひ発動前に先制技含めて2回行動可能)

A:あまり

(役割対象)Gヒヒダルマホルード、(ドリュウズ

本パーティのいらない子枠。対Gヒヒダルマ枠だったのですが遭遇率が低く、選出率が圧倒的に低かったです。ドリュウズはすなかきが増えてきた影響で後出しが安定しなくなり(じしんが通っていてもダイロックから入る相手は多かったです)、シーズン2ではタチフサグマと組んで対処していたウオノラゴンはジュラルドンで単体で対処できるようになったので、選出回数が少なくなってしまったのだと思います。次使うときは上手く使ってあげたい。

技構成だけシーズン2から変えており、ふいうちをきゅうけつに変えました。これは水技以外に安定して毎ターン撃てる技が欲しいという理由での採用で、サブウエポン的な感じで使っていました。他の技候補と一緒に紹介したいと思います。

  • きゅうけつ:回復効果のある一致物理技。半減される相手は多いけども、今回はぎんのこなを持っているので火力が高いこと、また他の多くのサブウエポンの威力が半減きゅうけつ>等倍サブウエポンとなっていたので、回復効果も美味しいことから採用した。また、水技との相性補完は何げに良好。
  • インファイト:サブウエポンの中では火力が高い。ただ物理耐久がウリのグソクムシャで耐久は下げたくないので今回は採用を見送り。そもそもアクアブレイクであいがしらも半減するサブウエポンを刺したい相手(ドラパルト、ギャラドス等)の多くに通らない事が多いので、採用を見送った。
  • シャドークロー、しっぺがえし:ドラパルトに抜群。しかし威力が低いのが惜しい。
  • どくづき:一応半減きゅうけつ<等倍どくづき。しかし威力差が小さく、尚且つ肝心のドラパルトに半減。

こんな感じで、サブウエポンの選定が難しいポケモンだなと感じました。

あまり選出はできませんでしたが、終盤にホルード+Gヒヒダルマという構築にそれなりに遭遇したり、カットロトムサザンドラといったであいがしらでアドバンテージを取りやすい構築に遭遇したりしたので、使う余地は十分にあると思いました。あと、であいがしらは警戒されてもきゅうけつは警戒されづらいらしく、2ターン目以降にサザンドラを後出しするといった相手がいたので、きゅうけつはできる限り隠し、交代読みきゅうけつを決めて勝てた試合が1つありました。

戦績

83戦58敗で最終順位は2079位、最高順位は1364位でした。そこまでポケモンで頑張るつもりもなかったので、意外と高順位につけて嬉しかったです。マスターボール級に上がるまでは別のパーティを使っていたので、マスターボール級に入ってからの戦績も調べたところ、69勝45敗で勝率が60%ほどでした。

選出データ分析

前シーズンに作ったgoogleスプレッドシートを今シーズンも使用しました。

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上の画像は、自分のパーティの選出分析表です。グソクムシャの選出率が悲しい事になっているのと、ルチャブルの選出率の高さが目立っていますね。

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上の画像群は相手側の選出分析表です。KPが高い順にソートしているので、下の画像にいるポケモンはマイナーめなポケモンですね。相手側の選出分析表を見て分かるのは、

  • ギルガルドがほぼほぼ選出されて、更に初手である場合が多い。
  • 電気ポケモンが多いせいか、ギャラドスやアーマーガアが出てきづらい。
  • アイアントの驚異の選出率100%。
  • ブリムオンが出てきやすい。そうでなくても、トリル展開をされる場合が多い。
  • リザードンも出てきやすい。

といったあたりでしょうか。

キツいポケモン

アイアント

全員に有利を取ってくる蟻。アイアントを出すタイミングを読んで、体力maxのクワガノンorランターンを当てて、ダイマックスを切って削り、ルチャブルorジュラルドンでトドメを刺すしかなさげです。

パッチラゴン

後出しがキツい相手。ジュラルドンを上手く対面させる必要がある。

ギルガルド

見かけ上全員に有利が取れるので、大抵先発で出てきます。クワガノンを初手でぶつけるか、ランターンで後出しして削って皇族で対処する必要があり、PTに損害を与えてくる厄介な相手です。

D振りカバルドン

こいつを1擊で落とせるポケモンがおらず、ラムのみを持っているポケモンがいないので、不利対面を作った瞬間にステロ+あくびループが決まって終了します。

ドラパルト

安定して後出しから勝てるポケモンがいない(それはそう)ことで有名。ジュラルドンで対面するように相手の行動をできる限り読むか、ルチャブルダイマックスを切って無理やり突破します。

Gヒヒダルマ

スカーフGヒヒダルマにはグソクムシャ以外しばかれます。選出された時の勝率が0%なのでやられすぎている。

さいごに

シーズン2から引き続きランターンルチャブルで戦ってきましたが、タイプ相性の噛み合わせがパーティ全体で良く戦いやすかったです。ボルチェンやタイプ相性を活かしたサイクル戦を仕掛けて敵の勝ち筋をジワジワと減らしていって試合を詰めていく感覚はたまらないです。3桁順位に行けなかったのは残念ですが、自分としては結構勝てたので満足したシーズンでした。

今回は以上です。ここまで読んで下さりありがとうございました。